3歳からの育成年代に関わるお仕事をして気づいたことは、小さい頃に「いかにたくさん遊んだか」がその先の人間性だったり、 身体能力だったり、スポーツの上達に大きな影響を与えるのではないかと。
バスケットボールは最高に楽しい鬼ごっこ
私はよく、「鬼ごっこ」が上手になればバスケはすぐに上達するよと伝えています。
なぜなら、鬼ごっこには、相手との駆け引きや空間認知や予測、そしてたくさんのフットワークが豊富に入っているからです。
まずは自分の身体を、自分が思うようにコントロールできてからこその、ドリブルワークやスキル、1対1だと思うからです。
鬼ごっこに限らず、全ての遊びは最高に楽しく、ワクワクします。
ルールさえ守れば、それ以上のことを周りから言われることもなく、自分次第で様々な工夫ができ、そこからさらにまた楽しくなるからです。
遊んでいる時の子供達の集中力って、無限ですよね。
そして遊びの中で人に説明したり、ルール違反の人に注意したり、作戦を考えたり、声をかけ合ったりなど、主体的に必然とコミュニケーションをとるようになるので、人間性も育っていくのではないかと期待しています。
遊びを通して夢中の心を育てていけるような、そんな環境が日本中で増えていってほしいと思っています。
主体的な遊びができるクラブハウス
そんな素晴らしい環境の一つに、愛知県半田市の「ソシオ成岩スポーツクラブ」という場所があります。
そこは、指定管理を受けて中学校と共同利用施設の「クラブハウス」を運営し、地域コミュニティの核となっている総合型地域スポーツクラブです。
http://www.narawa-sportsclub.gr.jp/socio/
何が素晴らしいかというと、学校の施設が団体利用ではなく、一般利用として使えるからです。
クラブハウスには、メインアリーナ、サブアリーナ、スカイ、カフェテリア、そしてお風呂がついています。
私はそこのクラブの職員としてバスケアカデミーを運営しているので、バスケだけではなく、様々な子供達や家族の遊びや過ごし方を常に見ることができています。
育成年代の子供たちと関われば関わるほど、スポーツや勉強、また人間性の土台は、全て遊びがら作られているのではないかと思っています。
そこで、「遊びがなぜ大事か」を学べる動画をご紹介します。
この動画には、「遊びが作る土台」や「子供を伸ばす遊ばせ方」など、
とても明確に分かりやすく説明されています。
大人こそ学べる内容ですので、興味のある方はぜひご覧ください。
この記事を書いた人
大阪樟蔭東女子短期大学
WJBL羽田(荏原)ヴィッキーズ
Hastings College(ネブラスカ州):NAIA全米3位
Berlin Baskets(ドイツ・ベルリン):リーグ優勝
ソシオ成岩スポーツクラブ:バスケットボールアカデミーの運営と指導