考え方をポジティブにするスキルは、とても大事だと思います。
なぜなら、思考(考えていること)が現実をつくるからです。
思考が現実をつくる
自分の現実よりも高いレベルのことを挑戦しようとした時に、人の考え方は2つ選択肢を持ちます。
- 自分ならできる
- できないかもしれないなぁ
- は失敗を楽しめるようになるから、よしやってみようという気持ちになります。
- は失敗を怖がってしまうため消極的になり、失敗した時にはやりたくない気持ちになります。
人は自分の考えていることでしか行動ができないので、どんな行動をしたいかは、考え方次第でいくらでも変えることができます。
私が経験した、思考が現実をつくったお話し
私のバスケットボール選手としての経歴は、短大でインカレ(大学の全国大会)3位とベスト5受賞、その後WJBL荏原(現:羽田)ヴィッキーズで2年間プレーし、渡米して最初の2年間は練習生として過ごした後に、NAIAリーグの大学からオファーを頂きスカラシップを得て2年間プレー、その後にドイツの2部リーグで2年間プレーし、リーグ優勝も経験したという、ちょっと変わった経歴をもっています。
もっと変わっているのは、私は身長が150cmなので、トップレベルやプロでやるには小さ過ぎなんです。
よく周りからも言われますし、自分でも承知しています。
ただ私は、小さい頃から自分は小さいと思ったことがないし、「自分にはできる!」って勝手に思って過ごしていました。
(そういえば振り返ると、一番身近な親がいつもそう言ってくれていました)
自分の経験を少し分析してみると、考えていることが現実をつくっていることに気がづきました。
実は私、小・中・高と、全国大会にも県大会にも出場したことがなく、短大に入った1年目のインカレで3位をとったのです。
もちろん、それまでずっと全国大会を経験したい思いで練習に励み、頑張っていました。
今振り返ると、小学4年生から高校までの9年間は、果てしない数の失敗と挑戦を繰り返すことで良い修行ができた貴重な時間だったんだなと思いました。
私の思考はこうです。
バスケットボールの練習中や試合中、シュートに行った時に相手から派手にブロックをされます。
その時に、私は自分が「できる」と思っているので、次はステップを変えてシュートしてみようと挑戦し、 もちろんまたブロックされるんです。
でも自分は「できる」って思っているので、次はタイミングずらしてみようとか、
打ち方を変えてみようとか、沢山の失敗と挑戦を繰り返して、今では大きな選手からもブロックされない「フックシュート」や「クイックシュート」、「判断力」という武器を身につけました。
しかしもし自分が「できない」と思っていたら、同じようにシュートブロックされた時にどうなるかというと、
「やっぱりできないんだ」と思うようになり、次のプレーが消極的になり、逃げたような悪いシュートを打ち、
もちろんシュートが入らない結果だけを見て、「やっぱり小さいからできないんだ」という思考になり、次の行動は、ドライブに行かず味方にパスを回すだけになってしまったりと、「行動をしない」という行動をとってしまうようになります。
「できる」と思うと、できる人の行動を取ろうとするので、できる確率が増えるということです。
逆に「できない」と思うと、できない人の行動を取るようになってしまうので、できなくなってしまう、ということです。
あなたならどちらの考え方を選択しますか?
思うだけなら、身体能力もいらないし、経験も必要ないんです。
知って「やる」か「やらない」かは、自分の決断次第です。
行動の結果(現実)は自分がつくっている
自分の行動というのは、自分の考えから生まれます。
今履いているバッシュは、自分がこれを欲しい!と思ったからそのバッシュを「買う」という行動をし、今自分のものになっています。欲しいと思わなかったら、「買わない」という行動をとるから手元に無いわけです。
バスケットボールをしたいと思っているから、バスケットボールをし、上手くなりたいと思っているから、「自主練習する」という行動をとるのも同じです。
バスケがしたいのに、野球をするという行動は取らないし、上手くなりたくなかったら「自主練習しない」という行動をとるだろうし、やはり思考と行動は一致しています。
今から思考をポジティブに
思考が自分の現実をつくっているので、何か上手くいか ないことがあっても、人から嫌な気持ちにされても、
勘違いでもいいからポジティブな考えを持って「自分にはできる!」に変えていく訓練をしてみてください。
子供達は無限の可能性を持っています。
その可能性を広げる為に、思考をポジティブにして過ごせるよう応援しています。
下のリンクに「思考が現実化する」参考のおすすめの動画を貼り付けますので、興味のある方はぜひ観てみてください。
この記事を書いた人
大阪樟蔭東女子短期大学
WJBL羽田(荏原)ヴィッキーズ
Hastings College(ネブラスカ州):NAIA全米3位
Berlin Baskets(ドイツ・ベルリン):リーグ優勝
ソシオ成岩スポーツクラブ:バスケットボールアカデミーの運営と指導