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家の構造について

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構造・工法

住宅の構造は、使われる材料によって「木造」「鉄骨造り」「鉄筋コンクリート造り」に分けられます。幅広い選択肢があるだけに、それぞれの特徴と注意点について知っておきましょう。

 木造軸組工法

在来工法ともいわれ、柱と梁などで縦横の軸組を造り、柱と柱の間に斜めに入れた筋交いで強度を高めた工法です。躯体をさらに強くするため、接合部には補強金物を使います。最近では、継手金物や、筋交いに代わる強化工法など新しい技術、材料、部品も登場してきています。
また、大工さんによって品質や精度に差が生じることを防ぐよう、機械加工したプレカット材を使用するケースも多くなっています。

メリット

構造的な制約が少ないため、敷地やプランに柔軟に対応。大きな開口部もつくりやすく、変形敷地や狭小地でも建てることができます。将来の増改築も容易です。

注意点

基礎工事完了時に、コンクリート打設してから十分に養生期間をとります。土台や柱をしっかりと基礎に固定するために埋め込まれているボルトの位置が正しいかどうかも確認を。
基本骨格が組まれた時には補強金具の取り付けの精度を、屋根工事完了時には筋交いや耐力壁の位置、防腐・防蟻処理などを確認します。

 ツーバイフォー工法

木造「枠組壁工法」のこと。軸組が柱や梁で建物を支えるのに対して、パネルで床、壁、天井など6つの面の箱をつくります。
北米で開発され、断面が2×4インチ角の木材を用いることが多いことから名づけられました。2×6材、2×8材、2×12材、4×4材なども使われています。

メリット

パネルが強度を持っているので、横からの力が加わっても、面全体で力を受け止め、躯体に分散。地震や台風でも安心です。
箱型だから気密性や断熱性も抜群。冷暖房の効率がよく、省エネにもつながります。
あらかじめ造られたパネルを使うため、工期も短めです。

注意点

気密性がよい反面、結露の心配があります。防湿対策として、床下の地盤にコンクリートを全面打設するか、防湿フィルムを敷き詰めるなどの手段を打っておきます。木造部分とコンクリート部分の接合部にも防湿フィルムを。床下、屋根裏には換気口を取り付けましょう。
2階建ての場合、上階の振動音対策として遮音材や吸音材を採り入れるのもよいでしょう。
また、リフォームは難しいので、現在と将来のライフスタイルに沿って設計することもポイントです。

 鉄骨造(S造)

軽量鉄骨を使う「鉄骨軸組工法」と、重量鉄骨を使う「鉄骨ラーメン工法」があります。
鉄骨軸組工法では、鉄骨の筋交いを入れて強度を高めます。全体的にあまり重くならないので、基礎工事は木造住宅程度でよく、工期も短め。
鉄骨ラーメン工法は、重量鉄骨で柱や梁といった躯体を形成し、接合部は溶接したり、ボルトでしっかりと固定。大きなビルを建設する場合の技術が生かされます。

メリット

耐震性、耐久性にたいへん優れています。鉄骨は工場生産だから、精度、品質も確か。大空間がとりやすく、プランニングの自由度が高い点も魅力です。
家の骨組みは頑丈に造っておき、家族構成の変化に合わせて、間仕切壁や設備などのリフォームを行いながら長く暮らし続ける、という住まい方が可能です。

注意点

鉄は錆びる心配があるので、防錆塗装が必要。コストがかかり、工期が長くなるのも念頭におきましょう。
鉄は意外と熱に弱いため、耐火膜処理も欠かせません。外壁は鉄骨と整合性のあるものに限られていますが、軽量発泡コンクリート(ALC板)、プレキャストコンクリート(PC板)などを使うことで防火地域にも建築できます。

 鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋を網の目のように組み、枠をコンクリートを固めて造ります。圧縮力に強いコンクリートと、引張り力に強い鉄筋が一体化して、非常に強い構造体ができます。
柱と梁で骨組みを造るラーメン(または軸組)工法と、壁で骨格を造る壁式工法とがあります。住宅には、太い柱や梁が空間が狭くしてしまうラーメン工法より、壁式工法を採るのが一般的です。

メリット

耐久性、遮音性に加えて、耐火性能にも優れ、耐火構造として認められています。外壁の材料や屋根の形も自由に選べます。
躯体がコンクリートのため蓄熱性が高いのですが、熱さ対策として屋上を活用して庭をつくることも可能です。
耐久性が高いことから、住宅ローンの返済期間が長く設定されています。

注意点

コンクリートは雨に弱く、壁や屋根の防水処理は必須。ひび割れすると、雨水が浸透して、鉄筋を錆びさせる可能性があるからです。コンクリートを中性化して強度を弱めてしまう酸性雨も心配です。
コンクリートをつくる段階で、海砂や海砂利など鉄筋を腐食させたり、コンクリートを中性化させたりするものが混じらないか注意を。コンクリートを打つ正確さ、丁寧さが重要ポイントです。
コンクリートが一体となるように作るので柱や梁が熱の伝導体となって暑さや寒さを助長することがあります。(ヒートブリッジ現象)見えない所ですが、断熱処理も重要なポイントです。

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