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珪藻土について

珪藻土の壁と植物

昔から七輪に使われていましたが、近年、建築用材として非常に注目されている珪藻土。調湿・脱臭機能があり、有害化学物質の吸着にも有効であるため、検討の価値が高い素材です。

 自然素材として人気の珪藻土

空気清浄作用を持つ自然素材として注目を浴びているのが、珪藻土(けいそうど)です。「土」といっても、海や湖の植物性プランクトンからできた化石の堆積物。海底などにある軽石のような白っぽい石を砕いて粉状にし、内装材として使用しています。壁に塗ったり、吹き付けたりした仕上がりは、土壁のような手ざわりと風合いで、温かみのある印象。独特のコテ仕上げはデザイン的にも魅力です。

 調湿性や断熱性などすぐれた特徴

珪藻土は、無数の微細な孔を持つ「多孔質」。木炭も、多孔質としての優れた性質が話題になっていますが、珪藻土は木炭の5〜6千倍もの孔を持ち、様々なすばらしい性能を発揮しています。

1.調湿・防露性
特徴のひとつが、湿気を調節する調湿効果。室内の湿気が多い時は、微細孔に湿気を吸い取り、部屋が乾燥すれば湿気を放出。湿度を快適なレベルに保ち、結露も防止します。

2.脱臭・吸煙性
細かい孔の中に、臭いの成分を取り込んで封じ込めます。臭いと共に、煙やホルムアルデヒドなど有害な成分も吸着し、脱臭・空気清浄の機能を果たします。

3.断熱・保温性
多数の微細孔がある構造は表面積が大きいため、熱伝導率も低く、断熱性と保温性を発揮します。そのため、外気温に影響されにくい室内環境が得られます。

4.不燃性
無機質な珪藻土は、不燃で有毒ガスを発生しません。このため、古くから七輪の原料として使われてきました。

5.吸音性
多孔質なので、適度な吸音性があり、外部に対しては遮音性も発揮します。また、水を吸っても透過させない防水機能も持っています。

 成分組成にも着目を

珪藻土はメーカーによって特徴が異なります。どのメーカーも、成分組成が珪藻土のみではないという点を覚えておきたいもの。珪藻土だけでは、壁や天井に塗ることはできないため、付着をよくする樹脂や、つなぎの増粘剤も含まれています。樹脂や増粘剤には揮発性有機化合物を含むものもある上、樹脂は珪藻土の最大の特徴である「孔」をふさいでしまうことも。施工性やコスト、自然志向など各メーカーの方針で成分は異なりますから、健康な住宅をめざすなら材料も細かく選定しましょう。

 多少コスト高

性能はすばらしい珪藻土ですが、ビニルクロスなどの一般的な材料に比べて少し高価なのが、デメリット。保水性が高く、雨水を含むと乾くのに時間を要します。

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