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良い住まいの設計のポイント

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長く住める家の設計ポイント

長く住むためには、丈夫で長持ちする家をつくることが大切。一番気を配りたい基礎から、構造ごとの留意点まで、設計する際のポイントを紹介します。

 家は基礎が肝心

基礎は、家の耐久性や耐震性に大きく関わる部分。その役割は、家の重さ・外から加わる力を均等に地盤に伝えること。そして、地面の湿気から家を守ることです。
土地に、建物の重さを支える許容応力度が小さい場合、強い基礎が必要。地盤改良を施したり、ベタ基礎にするなどの対策をとりましょう。ベタ基礎は、家の重さを大きなコンクリートの底面全体で受けるため、家の一部だけが沈む不同沈下もありません。
許容応力度が高く、家がそれほど重くならないなら、布基礎で大丈夫でしょう。3階建てなどの重い建物は、ベタ基礎を採用します。
湿気対策としては、基礎を高くし、土の表面をコンクリートで覆うことが基本です。ベタ基礎では底版で湿気を防ぐ事を前提としており、基礎の高さは抑えられます。換気をよくしておくことは有効です。

 木造はシロアリに注意

シロアリ被害を防ぐには、床下を乾燥状態にしておくこと。土台には、ヒノキやヒバなどシロアリに強い木を使うと共に、床下換気への手段も打っておきましょう。
基礎の高さは、地盤上30センチ以上が理想的。基礎高25センチ以下では、ほとんどの家がシロアリに侵入され、30センチ以上になると著しく侵入されにくくなるという実験結果もあるそうです。
また、「アリ返し」という金属板もあります。これは、束石や基礎コンクリートに沿って入ろうとするアリを、下方に曲げた金属板などで防ごうとするもの。施行が正しく行われれば、それなりの効果があるとされます。日本ではあまり普及していませんが、アメリカやオーストラリアでは施工仕様書が作成されて使われています。
また、床下を高くすることで他の動物を呼び込み、床下での食物連鎖を利用して白蟻を防ぐというのが生活の知恵です。
特に4〜6月はシロアリの活動時期でもあり、1階床・床下・外部などでシロアリ(羽アリ)をみかけたらシロアリが侵入している可能性があります。早めに専門業者へ相談してみましょう。

 鉄筋コンクリート造は希望耐久年数を伝える

鉄筋コンクリート造では、耐久年数に3つの水準があり、それに応じてコンクリートの厚さを決めます。
基準は、「一般」(大規模な補修不要期間として約30年、骨組みを補修しながら継続使用して約65年)、「標準」(同上65年、同上100年)、「長期」(同上100年)。
鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短寸法を大きくするほど、耐久性に優れます。塩害、凍害、酸性土壌などの害を受ける場合は、その程度によって厚さを検討します。

 維持管理のしやすさもポイント

歳月を経ると、補修も必要です。維持管理しやすい設計にして、補修しやすい材料を選ぶことが、長期的な視点では重要。点検を容易にするために床の高さを確保したり、配管も点検や取り替えがしやすい工夫をしましょう。
海外のサッシ等は美麗で優秀な物が多いのですが、いざ取替えとなると製品や部品などが手に入らないというトラブルも小数ながら挙げられています。

 実は骨組みが一番弱くて・・・

耐久年数の話です。住宅の耐久年数とは、主にどれだけその家に快適に住み続けられるか?ということを指します。
家を建てるとき、「どれだけ長持ちするものなのか」ということを考える方は少なくないと思います。基本的にアルミサッシや瓦・金属板、サイディングやALCといった”建材”と呼ばれる部分は、ところどころ補修が出ることはあっても20年〜60年は持つよう製造されています。
問題は骨組み部分にあります。骨組みはその名の通り「木造」なら木、「鉄筋コンクリート造」ならコンクリート、「鉄骨造」なら鉄骨です。そして、およそ全ての建材はその骨組みを支えに取り付けられています。
木材は、その内に含む水の量が少ないほど頑丈さを発揮します。コンクリートは固まってから4週間以降に強さを増します。鉄骨は工場で作られたあと、組み上げるタイミングにより出来栄えが変わってしまいます。
そして全てに共通することですが、骨組みとして形を造ってからしばらくそのまま触らずに馴染ませることがとても大切だということです。
現在、建物を作る期間(工期)は短い方が良いという意識が一般的になってしまいました。そのため、前述のような気配りや馴染ませる余裕がなく、結果的に骨組みの耐久年数が下がってしまうのです。
建物もじっくり作ることが長持ちさせる秘訣なのです。

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